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2015年2月1日日曜日

しばらくブログの更新が滞ってしまいました。
この間活動をしていなかったわけではなく、
定例の日以外にも何度も集まって測量をしていたのですね。
それでなかなか記事を書くタイミングが合わず、というのは言い訳ですが。
大宮寺池に水鳥が。 

さて、努力の甲斐もあってその測量もほぼ終了間近。
今日も測量の続きですが、さすが2月だけあって朝から寒い!
iPhoneのお天気アプリで気温を見るとなんと1度!
森に向かう途中、道路にちらほらと雪が残っている状態。
こんな日にも関わらず、箕面の森観察会の2人の方が訪ねてくださりビックリ。
森の下見ということで、参加してくださり本当にありがとうございます!

でもこの時期はあまり目ぼしいものもないような…?(^_^;)

代表に森の中の案内をお願いする一方で、
測量班は未測量の木のもとへ。


森の中にもちらほらと雪が残っていますね。


幸い天気がよく、思ったよりも寒さは感じず。
日差しが入ってくると2月の独特のコントラストが。



雪が木に残っていて、普段とは違った趣き。
ここでのこういう景色は初めてですね。




導心ケ池を見渡せる東向きの斜面から。
ここに来ると日差しが照らして暖かいとすら感じます。


こちらは同じく導心ケ池の土手。
水に反射した空のブルーが美しい。
写真を撮った直後、風が吹くとわーっと細かい水の反射が広がってすごく綺麗だったんです。

こんなところにあったっけ?という所で見つけた虫瘤2つ。
新しくできたものかも?




さて測量ももう少しです。
地図のプロットも完成に近づいているので楽しみですね。

2014年8月3日日曜日

今日は毎年8月恒例の昆虫探しの回です。
数グループのご家族の方の申し込みがあったのですが、諸事情で1家族のみの参加になりました。
天気も悪かったのでどうなるか?と思いましたが、無事開催できたのでよかったです。


先にお断りしますと、私この日にiPhoneを洗濯してしまい、写真データを紛失しました(´Д`)
本当はもっと昆虫の写真があったのですが、他のメンバーの方の写真をお借りしています。

それと昆虫が苦手な方は写真にご注意ください…。


まずは森の中に昆虫を採集しに行きます。
今回は前日にホールトラップの設置をしました。
ホールトラップというのは、ペットボトルを切り取ったものの中に餌を入れて地面に埋め、昆虫を捕獲するものです。
前回はソーセージなど入れていましたが、イノシシに掘られてしまい上手くいきませんでした。

今回は腐った魚の骨や頭部などを入れて挑戦、早速近場のホールトラップの中を見てみると…

これがホールトラップ


うじゃうじゃいます!
餌が餌だけに、スカベンジャー系(腐肉食動物)のが多いです。

魚の骨に集まるスカベンジャーたち

主に集まっているのは、
・ベッコウヒラタシデムシ
・クロシデムシ(よくダニが付着していて、今回捕獲した中にもそれが確認できました。)
・ドウガネブイブイ(一番多い小さい甲虫)
でした。

シデムシは「死出虫」「埋葬虫」とも書き、主に動物の死骸を餌にする昆虫です。
↓上の甲虫がベッコウヒラタシデムシです。





そしてドウガネブイブイの群れの中に、よく見ると…
ゴホンダイコクコガネがいました!
カブトムシのミニチュアのような、とてもユニークな形をしています。
実はあちこちの県でレッドデータブック(絶滅危惧種)入りしている昆虫です。


ユニークな形のゴホンダイコクコガネ


こちらはセンチコガネ。非常に綺麗な光沢をしています。
ですが、ゴホンダイコクコガネもセンチコガネもいわゆる糞虫(ふんちゅう)、つまり糞に集まる虫なので、素手で触るのは避けてください。



今回は導心ヶ谷池の土手でも採集をしました。
ここは小さな原っぱになっているので、森から少し出たところであるにも関わらず、生態がかなり異なりなります。
採集できたのはカマキリ、バッタ、シオカラトンボ、サツマノミダマシなど。
サツマノミダマシというのは綺麗なグリーンをしたクモで、ハゼの実に似ていることから名前が付けられたそうです。

イタドリで笛を作りました。

採集が済んだら、ヤマモモの木の所に戻って実態顕微鏡などで観察します。
その他ビーティング(木の枝の下に傘などを置いて、枝を叩いて昆虫を取る方法)でヒゲナガサシガメなども発見。



1家族だけの参加でしたが、今回も大成功でした^_^
今まで見なかった昆虫を沢山見つけることができたので、来年も楽しみですね!!



今年はカブトムシを見つけることができました!

2014年7月6日日曜日

本日は都合により参加できる人が少なかったため、
樹木に番号ラベルを貼る作業を行いました。
普段はポケットコンパスを用いて測量する測量班と、
ラベルを貼りながら樹木の種類と幹回りを測定する調査班に分かれて作業しています。

入り口付近のヤマモモの麓でミーティングをしていると、カラスが監視していました。
子育て中で警戒しているのか、食べ物を狙っているのかは分かりませんが…。


ミーティング中、大木のヤマモモに窓(?)がついているのを発見。
枝の成長時に複雑に融合したものだと思われます。
何年も見ていたのに今回初めて気が付きました…。



調査中、大型の目立つアリが木を歩いていたので撮りました。
かなり早くちょこまかと移動するアリなのでブレていますが、
尻の赤い部分からしてムネアカオオアリでしょう。
クロオオアリと並ぶ日本最大のアリです。



今回のラベル貼りは崖っぷちに生えている木などもあって大変でしたが、
無事に終えることができました。

帰り際、ヘビが入り口のフェンスで見つかりました。
なんの蛇か?と思いますが、これはシマヘビの幼蛇です。


大人のシマヘビとはだいぶ外見が異なり、縞がありません。

逃げ出すシマヘビ

2014年6月1日日曜日



今日は森の南東、導心ヶ谷池の畔の急斜面の樹木調査を行いました。


これぐらいの急斜面。
草むらで上の歩道と隔てられた場所で、池に面しているせいか、
他の場所とはかなり異なった雰囲気の場所です。

暑い日でしたが、池のすぐ傍は意外と涼しかったです。


すぐ背面に導心ヶ谷池。ウシガエルの声と、ぱちゃぱちゃと泳ぐ音が聞こえる涼しげな光景。


え?もういるの? コクワガタが見つかりました。
(コクワガタとヒラタクワガタの見分け方ですが、顎にギザギザの小歯がないのがコクワガタです。)



ブルーギルらしき魚影。結構な数います。



中央より少し左のピンボケしている棒状のもの、これ、オナガグモという蜘蛛です。
棒のような腹部の上に、足が生えてるのが分かるでしょうか?



既に巣立った後ですが、鳥の巣が見つかりました。



中央、池の境に見えるのはウシガエル?



ヒメヤママユ(姫山繭)の終齢幼虫。蛾ですが成虫はモフモフした体の、ウサギ似の外見をしています。


 

急斜面にもかかわらず50本の樹木を調査できました。
お疲れ様でした^^

2014年5月4日日曜日

5月4日

ここしばらく、森の木の座標測量が森の会の主な活動となっています。
定例会以外の日にもメンバーに参加していただき、地道ながら樹木調査の作業が進んでいます。
(樹木の座標の測定の仕方はこちら



森の北東部の樹木の位置が大方埋まってきて、だいぶ進展した感じが出てきたのではないでしょうか?


導心ヶ谷池の畔で休憩。空気が澄んでいていて新緑が映えます。

南側斜面、先月火事で焼けたそう(汗)


池の畔に生えていたイタドリで作った笛です。
鳴らすのにコツが入りますが、とても綺麗で大きな音が出ます。





ところどころ葉に陽があたって綺麗に透過しているのが見られます




2014年4月6日日曜日


森の植生調査図ができてきました。このサイズで印刷されたのを見るのは初めて。



じーっ。



この時期は葉のついて枝が多く、森が程よくすっきりしています



池の色がとても綺麗です!
市の調査のため池のほとりが刈られてすっきりしていました






綺麗に整列するカワラタケ



この時期の恒例、コバノミツバツツジがあちこちに咲いています。
すぐそばで鶯が鳴いているのが聞こえます。



バクテリアによる虫こぶ?のできた木。



前日に少し雨が降ったからか、結構ちらほらキノコが見られます。



間違いなくキクラゲですね!
「キクラゲ科のキノコに毒のあるものは無いので、多くが食用として採取される。(wikipedia)」だそうで…



チョコレートのような綺麗な色のヒダのキノコ。ハラタケの仲間でしょうか(ザラエノハラタケか?)



モミジの実生が沢山!